大学入試の合理的配慮は期限内に申請する。点字問題では試験時間を50%延長できる
中国の高考では、点字・大きな文字の問題、外国語リスニング免除、別室、補聴器や車いすの利用、時間延長などを申請できます。自動的に付くものではなく、第2世代以降の障害者証を添えた書面申請が必要です。決定に異議があれば省の教育行政部門へ再確認を求められます。
必要なこと
申請は無料です。省が決める期日までに書面を出し、現地確認を受ける時間が必要です。
期待できること
障害者の全国統一大学入試管理規定第5条は12項目の配慮を示します。視覚障害には点字、大字、通常の問題を選ぶ対応、聴覚障害には外国語聴力試験の免除、点字筆・点字盤・記憶機能のない点字タイプライターや電子拡大補助具・白杖・光学拡大鏡の持込み、補聴器・人工内耳、車いす・歩行補助具、必要に応じた専用机椅子などです。時間延長は点字問題を使う視覚障害者が通常の50%、大字・通常問題を使う視覚障害者や、脳性麻痺などで上肢による筆記が難しい・上肢がないなど特に筆記困難な人が30%です。優先入場、独立した標準化試験室、誘導・補助者、手話通訳などもあります。第7条は省の試験機関が定める日時・場所・方法で正式書面と第2世代以降の障害者証を提出し、専門家の現地確認・総合評価を経て告知書を出す手順です。第8条で異議がある場合は省の教育行政部門へ書面で再審査申請。第9条は聴力免除時の外国語得点を「筆記得点×外国語科目の総配点÷筆記部分の総配点」で計算します。第18条は他の国家教育試験でも同様の扱いを参照できるとしています。2017年4月7日公表・施行です。
適用条件と注意点
研究と参考資料
教育部・中国障害者連合会(2017)障害者の全国統一大学入試管理規定、教学〔2017〕4号、第5・7・8・9・18条。http://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/2017-04/12/content_5650060.htm