人間関係と家族ヒント 5 · 約 2 分

車いすの座位が長い人は、身体に合う椅子と圧分散クッションを使い、皮膚を毎日確認する

根拠の等級 B費用対効果:標準
ひとことで言うと

圧がかかり続けると皮膚が傷つき、治りにくく感染につながることがあります。介護施設の高齢者の試験では、皮膚保護型のクッションで坐骨部の褥瘡が少なくなりましたが、仙骨・尾骨部も合わせた結果では明確な差が出ませんでした。クッションだけでなく、車いすを本人の身体に合わせることも大切です。

お金少額の費用
時間すぐできる
努力少し頑張る

必要なこと

圧分散クッションは原文の目安で数百~1000元超。坐骨や尾骨の周囲の皮膚確認は毎日約1分です。

期待できること

12の介護施設で2004~2008年に、65歳以上、毎日6時間以上車いすを使い、Bradenスコア18未満の232人を募集したランダム化試験です。全員の車いすを身体に合わせた上で、空気、粘性流体+フォーム、ゲル+フォームなどの皮膚保護型クッション群と、厚さ7.6cmの分割フォーム群へ割り付けました。6か月または褥瘡発生まで追跡し、坐骨結節部の褥瘡は分割フォーム群8件、6.7%、皮膚保護群1件、0.9%、P=0.04。坐骨部と仙骨・尾骨部を合わせると21件、17.6%対12件、10.6%、P=0.14で、統計的に明確な差はありませんでした。

適用条件と注意点

232人という規模、主要評価のP=0.04が境界に近いこと、副次評価に明確な差がないこと、高齢施設入所者から若い車いす利用者への外挿が理由でBです。試験は全員に適合した車いすを用いており、合わない椅子にクッションだけを置いた場合の効果は示していません。長期臥床のエアマットレスや体位変換は17章8項、基本的な補助具の給付はこの章の7項を参照してください。

研究と参考資料

Brienza D, Kelsey S, Karg P, et al.(2010)A randomized clinical trial on preventing pressure ulcers with wheelchair seat cushions. Journal of the American Geriatrics Society, 58(12):2308–2314. https://doi.org/10.1111/j.1532-5415.2010.03168.x