宝石・玉石は CMA マーク付きの検査報告書を確認し、発行機関の資格を公式サイトで調べる
証明書も偽造されるので、発行した機関を確認します。中国で対外的な検査報告書を出す機関には資格が必要で、報告書には CMA マークを付けます。資格を認定する部門が公式サイトに機関名簿を公表しているため、自分で確認できます。摘発例には、商品に付いていた「国家検査証明書」を販売者が自分で依頼して作ったケースもあります。
必要なこと
費用はかかりません。注文前に、証明書を発行した機関の資格を数分かけて確認します。
期待できること
中国の「検査試験機関資格認定管理弁法」第 2 条は、資格認定を、社会に対して証明力のあるデータ・結果を出す機関の評価・許可と定義しています。事前審査を経て発行資格を与える仕組みです。第 15 条によれば認定マークは CMA の図柄と認定証番号で構成され、第 21 条では対外的な検査報告書への表示を義務付けています。第 22 条は認定部門の公式サイトで機関情報と証明書の状態を公表するよう定めています。第 34 条では無資格で証明力のあるデータ・結果を発行すると罰金 3 万元、第 37 条では認定証やマークの偽造・改変・不正使用に 3 万元以下の罰金を定めています。国家市場監督管理総局が 2026 年 6 月 4 日に公表した伝統工芸市場の偽造品取締り事例は次のとおりです。江蘇省東海県の配信販売では、「天然、酸洗浄なし、加工処理なし、ミャンマー産 A 貨」と宣伝し「国家検査証明書」を付けていましたが、検査結果は石英岩玉(染色)、翡翠(処理)、ガラス、プラスチックでした。証明書は当事者が自分で連絡して作らせたものでした。同県の別件では天然水晶の偽物が疑われる 469 点を押収し、210 点が天然水晶、259 点が合成水晶でした。河南省鎮平県の店舗は「GIA CMA 中玉珠宝玉石鉴定中心认证合作单位」と記した配信用パネルを無断で作り、ネットで購入した「国家珠宝玉石质量监督检验中心」の合格証表示 181 枚を腕輪に添えて販売していました(中国全国)。
適用条件と注意点
研究と参考資料
国家品質監督検査検疫総局(2015 年公布、2021 年改正)。検査試験機関資格認定管理弁法、第 2・15・21・22・34・37 条。https://www.gov.cn/zhengce/2021-04/22/content_5723677.htm。国家市場監督管理総局(2026)。伝統工芸市場における「打假清源」取締りの代表的事例。https://www.samr.gov.cn/xw/zj/art/2026/art_1529399cfe874b8780c4496eb0158020.html。国家標準化管理委員会。GB/T 16552—2017「宝石・玉石の名称」(現行、2018 年 5 月 1 日施行)。https://openstd.samr.gov.cn/bzgk/gb/newGbInfo?hcno=18FFB042811998A0309E05CF452B2438