手を出す前に考える。暴行には拘留、賠償、刑事罰が重なる
暴行には5~10日の拘留と500~1000元の罰金があり、法的な「軽傷」に達すれば3年以下、「重傷」なら3~10年の刑事罰になります。賠償金は別です。肋骨を3本折った事件では、11万3000元を支払って和解したことなどから不起訴に。一方、相手の橈骨を折り、賠償しなかった別の事件では10か月の刑となりました。
必要なこと
費用も時間もかかりません。難しいのは、手を出す直前の数秒をこらえることです。
期待できること
他人を殴る、故意に傷つける行為には5~10日の拘留と500~1000元の罰金。集団での暴行、障害者・妊婦・高齢者・子どもへの暴行、繰り返しの暴行や一度に複数人を殴る場合などは10~15日の拘留と1000~2000元です。法的な軽傷を負わせた故意傷害には3年以下の有期刑、拘役または管制、重傷には3~10年があります。民事では医療費、休業損害、介護費、交通費、入院中の食事補助、栄養費なども賠償対象です。障害が残れば障害賠償金も加わります。原文はその算定期間を、審理する裁判所所在地の前年の都市住民1人あたり可処分所得を基に20年分、60歳以上は1歳ごとに1年短縮、75歳以上は5年分と説明しています。これは期間・基準額の概要であり、個別の障害の程度などの評価を省いた一律額ではありません。2022年に全国の検察が受理した軽傷害事件は7万件余りで、多くは夫婦・家族・近隣の争いや偶発的な出来事が発端でした。典型事例では盧氏が肋骨3本を折る軽傷二級を負わせ、11万3000元の賠償と和解などを経て不起訴に。石氏は橈骨を折る軽傷二級を負わせ、賠償せず10か月の有期刑となりました。引用する改正治安管理処罰法は2026年1月1日施行です。
適用条件と注意点
研究と参考資料
全国人民代表大会常務委員会(2025)『治安管理処罰法』第9・51条。https://www.spp.gov.cn/spp/fl/202506/t20250627_699863.shtml;全国人民代表大会(1997)『刑法』第234条。https://www.spp.gov.cn/spp/fl/201802/t20180206_364975.shtml;最高人民法院(2022年改正)人身損害賠償事件の司法解釈、法釈〔2022〕14号、第6~12・15条。https://www.court.gov.cn/zixun/xiangqing/357071.html;最高人民検察院・公安部(2023)軽傷害事件を適正に扱うための指導意見。https://www.spp.gov.cn/spp/xwfbh/wsfbt/202303/t20230302_604352.shtml;最高人民検察院(2023)軽傷害事件の典型事例。https://www.spp.gov.cn/xwfbh/dxal/202303/t20230302_605116.shtml