時間とエネルギーヒント 17 · 約 2 分

同じ形式の問題を20問続けるより、複数の型を混ぜて練習する

根拠の等級 A費用対効果:標準
ひとことで言うと

同じ型を続けるとその場では解けても、後でどの方法を使うか判断できないことがあります。異なる型を混ぜる交互学習には、中程度の長期的効果があります。ただし教材次第で、画像や分類で効果が大きく、数学では小さめ、単語ではまとめて練習するほうがよい結果でした。

お金お金をかけずに
時間すぐできる
努力少し頑張る

必要なこと

無料です。問題集の順番を変えるだけですが、その場の正答率が下がって後退したように感じることがあります。

期待できること

59研究、238効果量、158標本の多層メタ解析で、交互学習のブロック学習に対する全体効果は中程度(Hedges' g=0.42)でした。絵画ではg=0.67と大きく、他の視覚資料でも比較的良好でした。数学ではg=0.34、説明文と味覚資料では全体効果が有意ではなく、語彙ではブロック学習が優位でした(g=−0.39)。回帰分析では、カテゴリー同士が似ていて、同じカテゴリー内の項目は多様で、材料が複雑なほど、交互学習の利点が大きくなりました。

適用条件と注意点

第16項のレビューでは、当時の研究数が少なかったため交互学習は中位でした。2つのレビューを合わせると、数学の問題形式、症例、法律の適用など、種類を見分けて方法を選ぶ学習は混ぜて練習し、単語や用語の定義など暗記中心の内容はまとめて練習する、という使い分けになります。

研究と参考資料

Brunmair M, Richter T (2019). Similarity matters: A meta-analysis of interleaved learning and its moderators. Psychological Bulletin, 145(11), 1029–1052. https://doi.org/10.1037/bul0000209