調理と暖房の石炭・薪を、電気やガスに替える
石炭や薪で調理する人は死亡リスクが約 1 割、暖房に使う人は約 14% 高くなりました。すでに電気やガスへ替えた人は使い続ける人より 13~33% 低くなりました。
必要なこと
中国農村部では器具の交換と燃料費で年数百~千元以上。交換は一度で、継続的な時間はかかりません。都市部ではすでに電気・ガスが一般的です。
期待できること
中国の心血管疾患のない成人 27.1 万人の前向き観察研究では、固体燃料で調理する人は電気・ガス利用者より死亡リスクが約 11%(HR 1.11)、暖房利用者は約 14%(HR 1.14)高くなりました。すでに清潔な燃料に替えた人は使い続ける人より、調理で約 13%(HR 0.87)、暖房で約 33%(HR 0.67)低くなりました。屋外 PM2.5 は別のリスクです。104 追跡研究の統合で、長期曝露濃度が 10 µg/m³ 高いごとに自然死リスクが約 8% 高くなりました(RR 1.08)。自然死は事故以外の病気などによる死亡です。
適用条件と注意点
観察研究で、燃料を替えた家庭は裕福なことも多く、「0.67 倍」には経済状況も混じります。屋外 PM2.5 に対する個人の選択は限られ、引っ越し、マスク、空気清浄機などです。空気清浄機には死亡率を評価した研究がないので数字を付けていません。
研究と参考資料
Yu K ほか (2018). Association of Solid Fuel Use With Risk of Cardiovascular and All-Cause Mortality in Rural China. JAMA. https://doi.org/10.1001/jama.2018.2151;Chen J, Hoek G (2020). Long-term exposure to PM and all-cause and cause-specific mortality: A systematic review and meta-analysis. Environment International. https://doi.org/10.1016/j.envint.2020.105974