健康と長寿ヒント 9 · 約 3 分

鎮痛薬を飲む日を数える:単剤で月15日以上、配合薬で月10日以上の使用は、頭痛を悪化させることがある

根拠の等級 B費用対効果:標準
ひとことで言うと

頭痛が繰り返すからと毎日のように鎮痛薬を飲んでいると、薬の使いすぎによって頭痛が増えることがあります。国際頭痛分類では「薬剤の使用過多による頭痛」と呼びます。単純な鎮痛薬を月15日以上、配合鎮痛薬を月10日以上、3か月を超えて使うことが使用過多の基準です。これに元々の頭痛疾患や月15日以上の頭痛などの条件を合わせて診断します。多くの人は、使いすぎていた薬を中止することで改善します。

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必要なこと

無料です。服用した日数を記録し、何となく薬に手を伸ばす習慣を抑える必要があります。

期待できること

国際頭痛学会の『国際頭痛分類第3版』は、元々頭痛疾患のある人が月15日以上頭痛を経験し、頭痛治療薬を3か月を超えて規則的に過剰使用していることを診断条件としています。アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェンなど非オピオイド鎮痛薬では、月15日以上が過剰使用の閾値です。配合鎮痛薬では月10日以上です。配合鎮痛薬とは、異なる種類の鎮痛成分を二つ以上組み合わせたもの、またはカフェインなどの補助成分を加えたものを指し、アセトアミノフェンとコデインの配合などが例です。複数の非オピオイド鎮痛薬を交互に飲む場合、服用日数は合算します。分類の解説は、複数の国の疫学的知見で、月15日以上頭痛がある人の半数以上がこの頭痛に当たると説明しています。多くの患者では、使用過多になった薬の中止後に改善し、頭痛の予防治療も効きやすくなります。

適用条件と注意点

中国の薬名に「咖」が入る鎮痛薬は、一般にカフェインを含むため、配合薬の月10日という基準で考えます。月のうち頭痛のある日が増えてきたら、薬を増やすだけで済ませず、神経内科などに相談してください。ここでの15日・10日は診断に使う閾値であり、それ未満なら安全だと保証する上限ではありません。等級Bとしたのは、根拠が対照試験ではなく診断分類だからです。効果を「中」としたのは、得られるものが頭痛の少ない日々であり、死亡を扱う項目ではないためです。

研究と参考資料

Headache Classification Committee of the International Headache Society (2018). The International Classification of Headache Disorders, 3rd edition. Cephalalgia, 38(1):1-211. https://doi.org/10.1177/0333102417738202;ICHD-3オンライン版8.2 Medication-overuse headache(8.2.3、8.2.5を含む)。https://ichd-3.org/8-headache-attributed-to-a-substance-or-its-withdrawal/8-2-medication-overuse-headache-moh/