中国では SC 番号のある包装済み食用油を買い、小規模工房のばら売り自家搾り落花生油を避ける
湿ってかびた落花生には、肝臓を主に傷める明確な発がん物質アフラトキシンが生じます。広州の工房規制後、自家搾り油の多食地域では肝機能異常が約 35% 減りました。広西で妊娠中に自家搾り油を使う人は低出生体重児が約 9 割、早産が約 8 割多くなりました。
必要なこと
購入先を替えるだけで費用はほぼ同じです。包装の SC で始まる食品生産許可番号を確認します。自家搾りに慣れた年長の家族を説得することが難しい点です。
期待できること
IARC はアフラトキシンを、人への発がんが確実なグループ 1 とし、主な対象は肝がんです。広州で 2010~2022 年の小規模工房の自家搾り落花生油を測った研究では、アフラトキシン B1 の中央値は 1.29 μg/kg、中間の半数は 0.12~6.58 でした。管理条例後、直ちに 2.865 μg/kg 低下し、その後毎年さらに 2.593 低下しました。多食地域住民の肝機能異常の割合も約 35% 低下しました(PR 0.650、95% CI 0.469~0.902)。広西の妊婦 1611 人の追跡では 81.7% が自家搾り落花生油を使い、使用者の低出生体重リスクは約 9 割(aOR 1.9、1.1~3.2)、早産は約 8 割(aOR 1.8、1.1~3.0)高くなりました。
適用条件と注意点
二つとも割り付け対照のない観察研究です。広州の評価指標は肝機能検査で、肝がんや死亡ではありません。毒素の中央値は中国の落花生油の基準 20 μg/kg 以下ですが、長年の摂取と一部の高濃度ロットが問題です。基準はすべての落花生油に適用されるものの、包装品は生産許可と出荷検査が必要なのに対し、小規模工房は省ごとの管理で抜き取り検査がずっと少なくなります。主に守られるのは自分と一緒に食べる家族です。
研究と参考資料
Lei J, Li Y, Wang Y, ほか (2024). The impact of small food workshops management regulations on aflatoxin B1 in home-made peanut oil and the liver function of high-consumption area residents: an interrupted time series study in Guangzhou, China. Frontiers in Public Health, 12. https://doi.org/10.3389/fpubh.2024.1484414;Zhong Y, Lu H, Jiang Y, ほか (2024). Effect of homemade peanut oil consumption during pregnancy on low birth weight and preterm birth outcomes: a cohort study in Southwestern China. Global Health Action, 17. https://doi.org/10.1080/16549716.2024.2336312;IARC (2012). Chemical Agents and Related Occupations. IARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans, Vol 100F. https://publications.iarc.fr/123;中国国家衛生計生委員会・国家食品薬品監督管理総局 (2017)「食品安全国家標準 食品中のカビ毒限度」(GB 2761-2017)。