人間関係と家族ヒント 5 · 約 4 分

中国の目安では、0~3歳は画面を使わず、3~6歳は極力避け、学齢期の娯楽利用は1日1時間以内

根拠の等級 B費用対効果:標準
ひとことで言うと

中国の公式情報は、0~3歳はスマートフォン、タブレット、パソコンを使わず、3~6歳はできるだけ避け、小中高校生の学習以外の利用は1回15分、1日計1時間以内を目安としています。長時間の近見作業を減らすための方針ですが、画面時間と近視の研究は、1日2時間の屋外活動について示されている試験の根拠ほど確かではありません。

お金お金をかけずに
時間すぐできる
努力継続が必要

必要なこと

無料です。子どもの利用を制限するだけでなく、大人自身も子どもの前での利用を見直す必要があります。

期待できること

中国の2023年主要知識第4項は上記の年齢別方針を示し、長時間の近距離での画面利用が遠視の余裕を減らし、近視の早期発症・多発に関わると説明します。2018年の8部門計画も同様で、年少ほど連続利用を短くするよう求めています。研究面では、33研究のレビューのうち11研究を統合し、対象年齢は生後3か月~33歳でした。スマートフォン・タブレットの利用と近視はOR 1.26(95%信頼区間1.00~1.60、I²=77%)、パソコンを加えるとOR 1.77(1.28~2.45、I²=87%)でした。著者らの結論は関連の可能性にとどまり、33研究のどれにも信頼できる画面時間の測定がないと指摘しています。

適用条件と注意点

等級Bなのは、年齢区分の時間が試験で確定した閾値ではなく公式の目安であり、関連の信頼区間下限が1.00、研究間のばらつきも大きいためです。家のルールに使えても、画面を見なければ近視にならないとはいえません。1日2時間の屋外活動は第4項へ。公式情報は1~3歳、4~6歳、7歳以降の定期的な屈折検査と遠視の余裕の確認も勧めます(第12項)。言語発達の42研究、1万8,905人の解析では、画面時間と言語能力に負の関連(r=−0.14、95%信頼区間−0.18~−0.10)があり、共同視聴と教育的内容には正の関連(r=0.16、0.13)がありました。因果関係の証明ではありませんが、画面を対話の代わりにしないことを考える材料です。

研究と参考資料

国家衛生健康委員会弁公庁 (2023). 子ども・青少年の近視予防・管理の主要知識10項目(国衛弁婦幼函〔2023〕278号)。https://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/202307/content_6894284.htm;教育部ほか8部門 (2018). 子ども・青少年の近視の総合予防・管理実施計画(教体芸〔2018〕3号)。http://www.moe.gov.cn/srcsite/A17/moe_943/s3285/201808/t20180830_346672.html;Foreman J, Salim AT, Praveen A, et al. (2021). Association between digital smart device use and myopia: a systematic review and meta-analysis. The Lancet Digital Health, 3(12), e806-e818. https://doi.org/10.1016/S2589-7500(21)00135-7;Madigan S, McArthur BA, Anhorn C, Eirich R, Christakis DA (2020). Associations between screen use and child language skills: a systematic review and meta-analysis. JAMA Pediatrics, 174(7), 665-675. https://doi.org/10.1001/jamapediatrics.2020.0327