人間関係と家族ヒント 2 · 約 2 分
治療の時期を試験後まで先送りしない。成長に伴う治療機会は試験日程を待たない
根拠の等級 A費用対効果:高い
ひとことで言うと
成長期の特発性側弯症で、硬いベストのような装具を使った試験では、手術が検討されるほど進行せず成長を終えた割合が75%、経過観察のみでは42%でした。適応は骨の成長に関わるため、入試後まで待つと装具で対応する機会を失うことがあります。
お金お金をかけずに
時間すぐできる
努力継続が必要
必要なこと
時期を考えること自体は無料ですが、欠席・再診の時間と治療費は別に必要です。紹介する側弯症の装具は1日18時間以上の装着が求められ、継続の負担があります。
期待できること
装具適応のある思春期特発性側弯症242例の多施設試験です。116例を無作為に割り付け、126例は本人が選択しました。弯曲が50度以上へ進むと失敗、骨成熟まで50度未満を保てば成功と定義しました。割付どおりの解析では、装具群75%、観察群42%、OR 4.11(95%信頼区間1.85~9.16)でした。これは成功のオッズの比で、成功率そのものが4倍という意味ではありません。選択群も合わせると72%対48%、調整OR 1.93(1.08~3.46)で、成功のオッズは約1.9倍でした。装着時間が長いほど成功率が高く(P<0.001)、有効性が明らかになったため試験は早期終了しました。
適用条件と注意点
研究と参考資料
Weinstein SL, et al. (2013). Effects of bracing in adolescents with idiopathic scoliosis. New England Journal of Medicine. https://doi.org/10.1056/NEJMoa1307337