出所の分からない模造銃・エアガンを、単なる「玩具」と思って買わない
ネットで売る鋼球銃やエアガンでも、中国の鑑定基準で銃口比運動エネルギーが1.8ジュール/平方センチメートル以上なら、銃器と判断されることがあります。不法所持の基本区分は3年以下、重大なら3~7年。「玩具銃」を売った夫婦の事件では43丁中18丁が銃器と鑑定され、銃器と知っていた証拠が不十分だったために不起訴となりました。
必要なこと
費用はかかりません。射撃を体験するなら、適法に営業する射撃場を利用します。
期待できること
銃器の不法所持・隠匿には3年以下、重大な場合は3~7年の刑事罰があります。制式弾を発射できない非制式銃でも、銃口比運動エネルギーが1.8ジュール/平方センチメートル以上なら銃器とする基準が示されています。これは弾丸が銃口を出る際の単位面積あたりのエネルギーで、ネット販売の鋼球銃・エアガンにも超えるものがあります。一方、最高人民法院・最高人民検察院は2018年以降、比運動エネルギーが低いエアガンの事件では、外観、材質、価格、用途、本人の認識などを総合して有罪認定を判断するよう求めています。事例の趙氏夫妻は市場で「玩具銃」を販売し、押収43丁のうち18丁が基準を満たしましたが、銃器であると知っていたことの証明が足りず、証拠不十分で不起訴となりました。
適用条件と注意点
この事件で重要だったのは、銃器だと知っていたと認める証拠がなかったことです。原文は、成人が自らネットで鋼球銃・エアガンを探して購入した後で「知らなかった」と言っても、同じ結論になるとは期待しないよう注意しています。クロスボウや規制対象の刃物については条文を確認できていないため、ここでは扱っていません。
研究と参考資料
全国人民代表大会(2020)『刑法』第128条。https://jtgl.beijing.gov.cn/jgj/jgxx/flfg/fl/11033925/index.html;最高人民法院・最高人民検察院(2018)圧縮ガスを動力とする銃器・エアガン用鉛弾の事件に関する回答、法釈〔2018〕8号。https://www.spp.gov.cn/xwfbh/wsfbt/201803/t20180328_372604.shtml;最高人民法院(2018)同回答の解説と適用。https://www.court.gov.cn/zixun/xiangqing/88472.html