健康と長寿ヒント 3 · 約 2 分

顔のフィラーは鼻、眉間、額のリスクを理解し、安さで無資格の注入を選ばない

根拠の等級 B費用対効果:とても高い
ひとことで言うと

フィラー注入後の視力喪失の報告では、半数以上が鼻への注入で、眉間、額、ほうれい線が続き、8割以上がヒアルロン酸でした。視力が完全回復したのは約2割、部分回復は約17%で、約19%には中枢神経の合併症もありました。確実に有効な救済治療は示されておらず、施術前のリスク判断が大切です。

お金お金をかけずに
時間すぐできる
努力無理なくできる

必要なこと

施術を見送るなどの判断自体に費用はかかりません。原文は、部位の変更または施術をしない選択を挙げています。

期待できること

世界の報告症例をまとめたレビューで、2015年1月~2018年9月に新たに48例の部分的・完全な視力喪失が報告されました。注入部位は鼻56.3%、眉間27.1%、額18.8%、鼻唇溝14.6%でした。81.3%がヒアルロン酸で、43.8%に皮膚変化、18.8%に中枢神経系合併症がありました。完全回復10例(20.8%)、部分回復8例(16.7%)で、残りは回復しませんでした。治療方法は大きく異なり、持続的に有効と証明された方法はないという結論です。

適用条件と注意点

分かるのは公表された合併症の件数で、施術総数という分母はありません。1回の注入で失明する確率は計算できず、報告に多い部位と回復の難しさを示すものです。等級Bなのもこのためです。原文は、訓練された医師が行う予防策として、血管走行の確認、鈍針の使用、引きながら少量ずつ注入する方法、ヒアルロニダーゼの準備を挙げています。これらを一般利用者が自分で行う手順と捉えず、本章第2項の施設・医師の確認をしてください。

研究と参考資料

Beleznay K et al. (2019). Update on Avoiding and Treating Blindness From Fillers: A Recent Review of the World Literature. Aesthet Surg J. https://doi.org/10.1093/asj/sjz053