比較の目安として、教育1年の個人収益率は世界平均で年約9%
世界平均では教育が1年長いと、個人の年間収入が約9%高いと推計されています。女性の平均収益率は男性より継続して高い結果でした。これは正規の学校教育についてで、短期講座にそのまま使える数字ではありません。たとえば3万元と半年を費やす講座なら、正規教育1年に相当する収入変化を期待できるかと考える参考にします。
必要なこと
無料です。何かを学ぶ計画を比べる尺度として、この数値の意味を覚えます。
期待できること
1950~2014年、139か国、1,120件の推計を扱ったレビューで、追加の教育1年の世界平均の私的収益率は年9%とされました。私的収益とは、社会全体ではなく本人の所得に戻る部分で、教育1年当たり平均約9%の収入差という意味です。高等教育の私的収益率は上昇し、社会全体に及ぶ社会的収益も高い水準にありました。女性の平均収益率は男性より継続して高い結果でした。
適用条件と注意点
追加の学校教育1年についての世界平均であり、講座1つの効果でも、中国固有の値でもありません。規模を比較する目安にとどめます。3万元と半年の講座なら、正規教育1年に相当する収入変化を生むかを問う材料になります。ただし、世界平均の背後には、専攻間・国間の大きな差があります。
研究と参考資料
Psacharopoulos G, Patrinos HA (2018). Returns to investment in education: a decennial review of the global literature. Education Economics, 26(5), 445-458. https://doi.org/10.1080/09645292.2018.1484426;世界銀行政策研究ワーキングペーパー8402。https://doi.org/10.1596/1813-9450-8402