行き場がなくなったら救助管理ステーションへ。食事・宿泊・帰郷の乗車券を支援してもらう
中国の救助管理ステーションは食事と宿泊を提供し、急病なら病院へ送り、家族への連絡も手伝います。帰るお金がなければ乗車券を支給します。通常は最長 10 日です。入所も退所も本人の意思で、強制収容ではなく、現金は支給しません。乗車券は戸籍地か居住地向けなので、先に行き先を考えます。
必要なこと
費用はかかりません。地域の救助管理ステーションへ行くか、警察官・民政部門に案内を求めます。入所時は氏名と所持品を正直に登録します。お金も行き場もないと人に打ち明けることが難しい点です。
期待できること
衛生基準を満たす食事と住まいを提供し、滞在中の急病は病院へ送り、親族や勤務先への連絡を支援します。戸籍地や居住地へ帰る切符を買えない人には、鉄道・バス・船などの乗車・乗船証を交付します。戸籍地は戸籍のある故郷、居住地は現在通常住む場所です。救助期間は原則 10 日以内ですが、家族の迎え、治療、受入先の手配を待つ場合は延長できます。公安などの行政職員は、職務中に路上生活や物乞いをする人に出会ったら、救助を求められることを伝える義務があります。障害者、未成年者、高齢者、移動困難な人は案内・付き添いをします(中国全国、2003 年以降)。
適用条件と注意点
求助も退所も自発的なもので、強制収容ではありません。支援は基本的な食事・宿泊で、現金給付ではありません。乗車証は戸籍地か居住地向けなので、相談前に帰る先を考えます。
研究と参考資料
中国国務院(2003)。都市で生活手段を失った路上生活者・物乞いをする人の救助管理弁法(国務院令第 381 号、第 5・6・7 条)。https://www.gov.cn/gongbao/content/2003/content_62246.htm。民政部(2003)。同弁法実施細則(民政部令第 24 号、第 11・12 条)。https://www.gov.cn/gongbao/content/2003/content_62510.htm