時間とエネルギーヒント 18 · 約 2 分

住まい選びでは通勤時間を優先し、片道を短くする

根拠の等級 B費用対効果:標準議論あり
ひとことで言うと

通勤が長い人ほど幸福感が低く、給与や住居で埋め合わせられていませんでした。片道 30 分減らせば週 5 時間が空きます。

お金多めの費用
時間少し時間が必要
努力無理なくできる

必要なこと

大きな費用がありえます。家賃が上がる、小さい住居に移る可能性があり、引っ越しにも時間が必要です。

期待できること

中国の 2024 年の交通時間は全体平均 1 日 50 分、当日外出した人なら 1 時間 2 分です。ドイツの同じ人々を長く追ったデータでは、長い通勤と低い主観的幸福感が安定して関連し、収入・住居による補償もありませんでした。複数研究のレビューも、交通手段にかかわらず通勤時間が長いほど通勤満足度が低いとしています。片道 30 分短くすれば週約 5 時間省けます。

適用条件と注意点

議論があります。Chatterjee らは、通勤時間と生活満足度全体の安定した関係は明確でなく、多くの人はよい仕事や住居で長い通勤をおおむね補えるとしています。また中国の交通統計は通勤だけでなく全移動です。時差出勤が可能なら同じ道でも所要時間を短くできます。

研究と参考資料

Stutzer, A., & Frey, B. S. (2008). Stress that doesn't pay: The commuting paradox. Scandinavian Journal of Economics, 110(2), 339–366. https://doi.org/10.1111/j.1467-9442.2008.00542.x;Chatterjee, K., et al. (2020). Commuting and wellbeing: A critical overview of the literature with implications for policy and future research. Transport Reviews, 40(1), 5–34. https://doi.org/10.1080/01441647.2019.1649317;中国国家統計局 (2024)「第 3 回全国生活時間利用調査公報(第 2 号)」。https://www.stats.gov.cn/sj/zxfb/202410/t20241031_1957216.html